マシンガン☆マスター

日常と乃木坂ちゃんをただ書くだけのブログ

 魔界転生@G2プロデュース

東京の旅から帰ってきました〜。とりあえず旅の徒然は後で書くとして忘れないように舞台感想をボチボチと。
初!新橋演舞場へ!という事で「魔界転生」を見てきました。私はG2と升毅さんの組み合わせがスキなので(劇団MOTHERを見てた人には当たり前だと思いますが:汗)前は「一郎ちゃんが行く」でも升&G2の組み合わせを見ましたが新作の「魔界転生」は是非とも見たいと思って東京に行く決心をしました(大阪でやってほしかったよ…)
中に入るといつものジャニや普段観にいく舞台と違ってご年配の多いこと!みんなちょっとセレブチックな方が多かったです。完全にジャニとは違う世界の気分で演舞場に入ったものの、私の席の後ろで「蒲田行進曲さ〜」とか「斗真の舞台さ〜」と聞こえたのは…はにゃ?売店に行ったらトプステが置いていて表紙がエイトだったんですが…はにゃ?どこに行ってもジャニの呪縛からは逃れられないのか…と思いながらの観劇(笑)

演舞場は松竹座を少し大きくした感じで花道はあるし、桟席はあるし、何だか初めてな感じがしなかったのはこれいかに。時間が休憩を入れて約3時間半もあるのにもビックリ。な…長い…。

魔界転生は小説や映画にもなってる有名作品なのは知っていましたが、歴史モノは苦手なのでよく分からないまま今回の観劇です。入り口では観劇中に耳元で説明をしてくれる「イヤホンガイド」というのも販売していまして、そんなガイドがいる程、難しい話なのかーー!!って思ってたんですが、これまた、イヤホンガイドが無くても話の流れがスゴク分かった舞台でした。
G2演出って、不思議な演出っていう印象があったんですが今回に関しては初見でも分かりやすい舞台だなって思いました。休憩後の2幕目には死人になった役者が地図を出しながら詳しい説明をダイジェストでしてくれる演出も大きかったなってのもある。台詞回しが難しいのは背景上しょうがないのは分かっていたので少しでも分かりやすくしてもらえる演出には有難かった。

舞台内容は「天草四郎率いるこの世に未練を持つものが魔界に転生して幕府転覆を企む…」というような話なんですが、天草四郎役が成宮くんで、最近テレビに出て無いし舞台も見る機会が無かったですが、色気があり、白の裾が長い服を翻す天草四郎役はピッタリだったんじゃないかなって思います。
特に最後の狂気な台詞回しは本気でゾッとしました。カーテンコールでちょっとだけ見た素の笑顔が可愛くて可愛くて溜まらん。
天草四郎を退治する柳生十兵衛の役が中村橋之助さんで、なかなか歌舞伎というものにハマったことが無い私には中村さんの台詞回しは歌舞伎口調が入って(今回の役者さんは小劇場系の方やテレビの役者さんが多かったので主要な役で中村さんだけ歌舞伎界からの配役だったから特に)慣れるのに時間はかかりましたが、やっぱり立ち振る舞いはキレイだし、自分を見せる所は上手だと思いました。

舞台は真面目な感じの中、ひと時の安らぎが柳生7剣士と子役の子が良い味を出してました。特に福田転球さん!名前があったのは知ってたけど小さかったのでチョイ役かと思ったら、舞台の中和剤かのように笑わせる所はほとんど転球さんが持っていた感じです(ちなみに休憩中に転球さんの単独芝居のチラシをゲットしまして、かなり行きたいモードです:笑)。子役の子は棒読みながらも一生懸命な所が好感持てました。あんだけのセリフと動きを覚えてるだけでもスゴイよ〜!!そういえば私の席は1階9列目の通路横という良い席だったんですが(升毅運はいいのよ、マジで)、子役の子が通路に突然出てきて私の横で喋ってるのを見た時は「これがジャニだったら…」とボケーって思った私は真性ヲタですか?そうですか。

最後に私の最愛の升さんですが、役柄の関係もあり終始マジメな升さんでした。う〜ん、カーテンコールもお茶目升さんが見れなくて残念。でも相変わらずちょんまげしてようが、ちょっと悪役チックだろうが、かっこよかったです。

舞台装置が回転台やスクリーンなどフル活用で、装置の早代わりが素晴らしかったです。あんだけ背景が変わっても話に影響が出ない所もG2演出の凄さだと思いました。